タスマニア周遊バスツアー(後編)|スタッフ海外体験記|海外食品通販サイト ダイニングプラス(公式)

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タスマニア周遊バスツアー(後編)|スタッフ海外体験記

2023/12/28 09:00

オーストラリアの孤島、タスマニア周遊バスツアーでの旅の思い出話、後編です。



【4日目、ド迫力のモンテズマの滝】

4日目は朝からあいにくの雨。
ターキン熱帯雨林にてトレッキング後、ド迫力のモンテズマの滝を見ました。

世界で2番目に美しいとされるビーチ、ベイオブファイヤーズ。雨なのに、海は綺麗な水色!夕焼けまで過ごしました。

ツアー参加者の8割以上がオプションで予約していた、【妖精の愛称を持つ、世界最小、体長わずか30㎝の野生のフェアリーペンギンウォッチング】は日没後に海からビーチに上がってくるペンギンを見る夜出発のツアーでしたが、昼間から大雨が降り続き中止が予想されるということで、私たち2名を除いた全員約20名以上がペンギンツアーをキャンセルし、【世界遺産でもあるポートアーサー元刑務所を訪れるゴーストツアー】に変更しました。
夜になり、ホラーナイトツアーに出かける仲間達を横目に、私たちはペンギンツアー会社への義理を通して予定を変更せずにいました。雨が止めば遂行だし、中止になった場合は諦めよう。
小雨の降る中、迎えのバスに乗り込んで1時間後。
バスを降りると雨雲はどこへやら、ビーチには満天の星空が広がっていました。

ごく少人数で行われ、ペンギンを刺激することがなかったので、歩いていると知らないうちに後ろにペンギンが並んで行進していたり、こんなに間近で野生のペンギンを見られるとは感動でした。

タスマニアは面積の1/3が世界遺産自然保護地区で、ワラビーやペンギンの他にもユニークな動物がたくさん生息しています。



【5日目、フレシネ国立公園】

5日目は、フレシネ国立公園へ。湾の形がワイングラスのように見えることから、ワイングラスベイと名付けられたこの場所は、白い砂浜と透明度の高い青い海を展望台から一望できます。

ビーチにおりると、野生のワラビーがお出迎え。人慣れしているようで、触れることができました。



【6日目、ポートアーサーと動物園】

6日目は昼間のポートアーサーを見学。かつてはオーストラリア最大の流刑地。脱出不可能の刑務所と呼ばれていました。

次の動物園で見たのは、タスマニアデビル!
小柄で可愛らしい見た目のタスマニアデビルですが、肉食の有袋動物で、骨でも何でもかみ砕く強靭な顎を持ち、鳴き声はギャァギャァとモンスターのようでした。

最後に美しい海岸沿いのドライブを楽しんで、タスマニアの旅も終盤を迎え、私たち一行はホバートの町へと戻りました。
ここで旅を終えるグループ、続けて西海岸へ旅をするグループ、と分かれます。
私たちは魔女の宅急便に出てくるパン屋さんの舞台になった有名な村を訪ねるオプショナルツアーに申し込んでいたので、ホバートで一泊です。
ホテルでチェックインをしようと名前を告げると、予約が入ってないと言われました。 バスはもう去ってしまったし、どうしたらいいのか。
旅行代理店に電話すると、何かの行き違いがあり、すぐに部屋を用意するということで、用意してもらう間に夜ご飯を食べに町へ出て、翌日、早朝の出発に備えてパン屋さんに思いを馳せながら、早めに就寝しました。
しかし、前夜のできごとはトラブルの序章にすぎなかったのでした。。。。



【最終日、旅にトラブルはつきもの!?】

翌朝6時。チェックアウトを終えて、凍えそうな気温の中、迎えのバスを待っていましたが、5分、10分、15分過ぎてもバスは来ません。
オーストラリアだし、そんなこともあるだろうと気楽に構えて、30分、45分、まだバスが来ません。
さすがにおかしいし、寒すぎて体も限界です。

1時間後、ようやく営業を開始したバス会社に電話が繋がり、バスを待ってる旨を伝えると、予想をしていなかった返答がありました。
「今日はそのオプショナルツアーの催行日ではないので、何もできません。」
次に、ツアーを予約した旅行代理店に電話をするも、営業開始前でつながらない。
予約していたツアーでローンセストンという町まで行き、そこから明日帰りの飛行機に乗る予定でしたので、どうしたものか。
当時は、スマホでサクサク検索や予約ができる時代ではなかったので、何もできない状態でただただ待つというのは、不安でとてもつらい時間でした。
けれども、ホテルの前でスーツケースを持ったまま旅行代理店の営業開始時間まであと2時間待つ。というのはもったいない。
メールで旅行会社へ連絡を入れて市内の国立公園に繰り出しました。

景色を楽しんでいると時間が経つのはあっという間、旅行会社から電話がかかってきたので、これで問題解決かと思いきや、そうは問屋が卸しません。
以下、ツアー会社からの提案。
① 明日のツアーに参加する場合、自費でホバートに一泊して飛行機も自分で変更する。
② ローンセストンまで自費で行って、予定通り今日の飛行機で帰る。
③ 追加料金でホバートからの飛行機に変更。
と謝罪もなく、全く悪びれるそぶりのない開き直った対応に、開いた口がふさがらず、あまりの衝撃で言葉が出てこない。
とりあえず電話を切り、落ち着いて考えました。

何度考え直しても、私たちに非はありません。
「郷に入れば郷に従え」の精神を思い出して、どう対処してくれるのかを尋ねるのではなく、こちらがどうしてほしいのかを伝えることにしました。
「予約の確認が取れているので、そちらの責任です。ホバートから帰りの飛行機に無料で変更してください。そちらで相談して折り返し電話をください。」と伝えました。

泣き寝入りせずに伝えるべきことを伝えて、やれることはやったので、あとは結果を待つだけ。
ということで、気分を切り替えて公園の続きを楽しんでいると、30分後に電話があり、 無事に私たちは、その日のホバート発のフライトに搭乗しメルボルンへと戻りました。

大雨が降ったあとの満天の星空、身近で動物に触れたり、食べられる植物を見つけたり、初心者なのに標高の高い山に登れたり、様々な偶然と奇跡。
あまり関係の深くなかった友人と旅に出たことも、喧嘩をしなかったことも奇跡。
「色々な意味で不思議で、神秘的な旅だった。」という感動を胸に、タスマニアの旅は幕を閉じたのでした。

タスマニアシリーズ、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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(担当:元豪州シェフ・レン)



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