クリスマスモードのチェコ・プラハ|スタッフ海外体験記|海外食品通販サイト ダイニングプラス(公式)

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クリスマスモードのチェコ・プラハ|スタッフ海外体験記

2020/12/04 10:00
それはある冬の日、すりおろしリンゴの初回生産に立ち会うためにチェコ共和国に向かった時のお話です。

ダイニングプラスのすりおろしリンゴはチェコの生果のりんごを使い、洗った丸ごとのりんごを特別な機械で一気にすりおろされる、という魔法のような製法でできます。
赤いりんごと黄色いりんごを「あーでもない」「こーでもない」と配合を繰り返し、絶妙な美味しいサンプルができたので、初回生産の立ち合いに行ったわけです。
>「なめらか食感のすりおろしリンゴ」はこちら
その生産の詳細は別の機会にお伝えするとして、今回は別のお話し。



日本からパリを経由してプラハに到着したのは夜10時近く。
翌日に備えて、プラハから車で1時間半、工場のある村のホテルにチェックインできたのは日付が変わる頃でした。

小さい村で、実は最初に予約したホテルはチェックインが遅くなることを知るや、「うちの門限は9時だからダメです」と断わられました。家族経営なんだそうです。
そこで何件か確認をして、深夜になっても良い、というホテルを見つけたので安心して向かったのですが、まぁ、ホテルの周りは真っ暗、ホテルの中も我々を待ってくれていたレセプションのデスクにわずかに明かりがついているのみ。

町の様子をうかがい知ることもできず謎のまま、部屋は快適でぐっすり寝て、翌朝のこと。
朝食場所に行って気づいたのです。
ホテルは村の中心にある広場に面していて、小さな教会の前にクリスマスツリーがあります。 それを見るや、朝食を早々に切り上げ、メーカー担当者が迎えにくるまでの15分ほど、散歩に出ることにしました。



深緑色のツリーにシルバーのオーナメント、黄金色の電球の小さな輝き。とてもシンプルながら教会を背にしたその姿は凛と立派に見えました。

横の小道を進むと小さな雑貨店のようなカラフルな八百屋さんの店先に小さなモミの木が並び、横には金や銀でコーティングされたデコレーション用の枝や葉がぎっしりと積まれ手に取ってもらえるのを待っています。
この小さな村にもクリスマスは確実に近づいている!短い散歩の中でワクワクするひと時でした。



さて、無事に生産が終了し、その日のうちにプラハまで戻ることにしました。
プラハに着いたのは、これまた夜。
前日とは違い、夜でもたくさんの人でにぎわっているのはさすが、観光都市のプラハ!
ホテルは比較的にぎやかな通りに面していて、その時間はすでに車は立ち入り禁止になっている歩道の両側はきらびやかなショーウィンドーがずらり!
荷ほどきもそこそこに早速部屋を飛び出て散策してみました。
クリスマスプレゼントの候補たちがところ狭しと並び、きょろきょろしながら道なりに進んだところに突如現れた目を見張る光景。
それは広場のクリスマスマルシェでした。



広場の横にある教会の前に置かれた大きなクリスマスツリーは色とりどりの華やかな装飾の間に天使が笛を吹くオーナメントがきらめき、ここがマルシェの中心であることを物語っています。



そこから縦横に広場中に広がる屋台の数々。教会の反対側の時計台の前には白い馬の2頭立ての馬車が待機しています。
黒い衣装に黒いハットをかぶった御者は中世感あふれています。背景にマルシェを従え、教会の2つの塔とその横に光る満月。幻想的な光景。
プラハの夜は長いようです。

生産立ち合いが無事1日で終わってくれたおかげで一日空きました。せっかくなのでプラハ市内のスーパーを数件まわってりんご製品を見て回りました。
すると市内のあちらこちらにクリスマスマルシェがあります。
ちょっとスペースがあると屋台が出店して様々なものを売っています。



オーナメントやマフラー、帽子を売っているお店の他に必ずあるのがホットワインの屋台。お店ごとにスパイスの配合などが違って人気のあるところ、そうでもないところ。。。



食事時間になると流行っているのはホットドッグの屋台。
大きなソーセージをジュウジュウと鉄板で焼いて、半分に割られたパンの真ん中にどーんとソーセージを載せる。カウンターに置かれた波打ったディスプレイはホットドッグを置くためのもののようです。
そのサイズ感は日本ではみかけません。



焼きチーズというのも見つけました。
ハードタイプの大きなチーズを切り分け、ホットプレートに並べてこんがり焼いただけのシンプルなものですが、そこにかけるのはベリーソース。いちごではなく、ブルーベリーやブラックベリー系の濃い紫色のジャムのようです。
なんだか東欧らしい。



豚もも肉の丸焼きもありました。
大きな塊のお肉の真ん中に長い鉄の棒をグサリと刺して火にかざしてぐるぐる回しながら丸焼きにしていくようです。あまりの豪快さとお肉が焼ける美味しそうな匂いについ引き寄せられていきました。チェコビールとよく合うんだろうな。。。



プラハらしさで言うとゴーフルでしょうか。
現地では英語で「スパ・ウェイファー」と呼ばれているようで、お土産用のものはスーパーでも売られているのですが、屋台ではひとあじ違います。薄く焼かれた丸い生地でヘーゼルナッツクリームなどを挟んだシンプルなお菓子ですが、屋台では最後にプレスしてくれるのです。プレスすることで両生地がほんのり温かくパリッと仕上がります。寒い屋外でパリッとほの温かいこの素朴なスイーツは嬉しい。



プラハの名物と言えばもうひとつあります。
それは「トゥルデルニーク」と呼ばれるパンのようなものです。特に観光客が集まるエリアには10メートルおきにこのお店があると思われるほどたくさんあります。
細長く伸ばした小麦粉の生地(おそらくイースト入り)を直径5㎝ほどの鉄の棒に巻きつけ、火であぶってこんがり焼きあげ、シナモンシュガーをたっぷりまぶした菓子パンです。
何度か歩いていくつか食べるとどこが美味しそうか鼻がきいてきます。
やはり直火で焼いた焼き立てが良いよね~、なんて思っていたら、見つけちゃいました。薪で焼いているお店を。。。私が通りかかった時はすでに薪は炭化して灰色の中に赤い火を蓄えた状態で端に寄せられていました。遠火でじっくり焼いていくのでしょう。

当然、食べないという選択肢はありません。
端からちぎって口に入れるとシナモンの香りとグラニュー糖のジャリっとした食感、そして噛み進めると香ばしい外生地と内側のふっくらしたパンの食感がグラニュー糖の甘さと絡んで程よい美味しさを醸し出します。



チェコの最後の食事を広場のクリスマスツリーの前でプラハ名物のトゥルデルニークでしめくくった旅でした。


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