マジパンの町、リューベックで食べたソーセージとラード|スタッフ海外体験記|海外食品通販サイト ダイニングプラス(公式)

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マジパンの町、リューベックで食べたソーセージとラード|スタッフ海外体験記

2021/03/25 10:00
2020年2月、コロナ禍がまだ対岸の火事と思っていた頃、ドイツ出張に出かけました。

目的は展示会とココアメーカーの訪問。
ドイツのココアメーカーとの出会いとそのお勧めポイントはまた別の機会に語るとして・・・

ココアメーカーはハンブルグから車で北東に小一時間のところにあります。
日本だったらもっとかかるかもしれませんが、時速制限のないアウトバーンを良い車ですっ飛ばしてくれるので、体感的には30分程度のドライブです。



ちなみに、メーカー担当者のHansが運転してくれる横の助手席でおしゃべりしながら向かうのですが、時々速度メーターを見てぎょっとします。
ちら見すると180㎞/hを超えていたので思わず写真を撮ったところ、Hansが調子に乗ってにやにやしながら速度を上げてきました。恐々と手振れしながら199㎞/hまでは写真に撮ったのですが、これ以上調子に乗せてはいけない!と自粛したので、200㎞/h越えは撮れませんでした。。。

さて、無事に工場に到着し、メーカーとの打ち合わせはお昼過ぎまでかかりました。ランチも取らず、何とか終えたのは14時頃。

そこでHansから提案が。。。
このままハンブルグに戻っても良いけど、近くに素敵な町があるから行ってみない?
この日は出張最終日で、商談も無事に終わったのでその提案を歓迎してその町に向かいました。




リューベック
中世期にバルト海交易の主要都市として栄えた都市だそうです。地図で見るとドイツの北端に近く、デンマークやスウェーデンはすぐ近くです。旧市街は中世の雰囲気を残していて、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。

その名物はマジパン。ニーダーエッガーという有名なマジパン屋さんが市庁舎の近くにあります。



店内はマジパンのミニ美術館とでも言いたくなるような光景。テーブルコーディネートされたきれいな食卓にはステーキや生ガキが盛り付けられ、それらが実はマジパン細工で作られているのです。冷蔵のショーケースにはマジパンを使ったケーキが並び、たくさんの人たちが並んで買い求めています。



また別のコーナーには小さなカフェカウンターがあり、そこにはマジパンクリームのベニエ(揚げパン)。マジパン独特の杏仁のような香りはほのかで、とても上品にベニエの生地とマッチしていました。
このマジパン屋さんで人気のチョコレートコーティングされた代表的なお菓子はドイツのお土産としても定番ですが、お店にはお土産品だけでは表せないマジパンの奥深い世界が広がっていたのでした。

さて、散策の途中で良い匂いがしてきました。匂いに釣られて歩みを進めて見つけたのはソーセージの屋台。


2月なのでまだ寒い時期なのですが、屋台からは熱気と美味しい香りが漂ってきます。ランチを抜いていたので、ここで食べないわけがありません。
大きな円形の炭焼きグリルではソーセージがこんがりと焼かれ、隣には真ん中に切れ込みの入った半焼成のプチパンが一緒に焼かれています。
ほんのりと色づいたパンにソーセージを挟むと紙でくるんで「はい!」と手渡されます。 せっかくなのでホットワインと一緒に。。。



ソーセージはドイツらしくお肉の旨みにあふれ、しっかりしたボリューム。パンは添え物程度にも見えますが、シンプルな味わいなのでソーセージにはぴったりです。そしてほんのり甘くてスパイスの効いたホットワインが体を更に温めてくれます。
寒い季節のこの組み合わせは何と言っても最高!



お腹も心も満足して散策を続けているとnice place で一休みしよう、と連れて行かれたのは町角の古い建物。重い扉をあけて入ると大きな空間が広がっていました。天井には昔の帆船の模型がつるされ、そのお店の名前が「船員組合」であること聞いて納得。
かつては本当に船員組合として使用されていたこの建物からもリューベックが交易で栄えていたことが垣間見えます。
店内は広く、私たちが腰を落ち着けたスペースは広いホールのようになっていて、ピカピカに磨かれた木製の長椅子と黒光りするような天井が印象的。
ここに座って各国の船乗りが会話したのかな、などと空想が膨らみます。
こんな時にはやっぱり昔もビールを飲んだのではないでしょうか。



そしておつまみにも伝統を感じる1品Brot & Schmalz(パンとラード)
作り方ははっきりとわからないのですが、ラードには飴色の玉ねぎとジュニパーベリーが混ざっています。



そのラードを薄切りのライ麦パンに塗っていただくのです。
このラードに似たようなものをポーランドのレストランの前菜でも見たことがあり、おそらく北ヨーロッパのものなのでしょう。
そしてこんな時はやっぱりライ麦パンですよね。白い柔らかいパンよりもライ麦のほんのりとした酸味と香りがラードに合わせた時にはぴったり!

思いがけず出会った旅の思い出でした。


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