エキストラバージンオリーブオイルとは?オリーブオイルとの違いや効果を解説|海外食品通販サイト ダイニングプラス(公式)

エキストラバージンオリーブオイルとは?オリーブオイルとの違いや効果を解説
2019/10/11 16:00
オリーブオイル_ベルデンソ_瓶

パスタやピッツァ、アヒージョなどさまざまな料理で使用されている油といえば、オリーブオイルです。長らく人々の食生活において親しまれてきたオリーブオイルですが、近年は健康や美容にも効果が期待できるとされ、さらに人気が高まっています。

この記事では、そんなオリーブオイルのなかでも最高品質とされる「エキストラバージンオリーブオイル」について、くわしくご紹介します。

1 エキストラバージンとピュアの違い

1-1 オリーブオイルの等級
1-2 ピュアオリーブオイルとは?
1-3 日本のエキストラバージンオリーブオイルは偽物が多い?

2 おすすめの使い方

3 エキストラバージンオリーブオイルは健康にもよい?

4 日常にエキストラバージンオリーブオイルを取り入れていきましょう



【エキストラバージンとピュアの違い】

オリーブオイル

日本の一般的なスーパーなどで市販されているオリーブオイルには、「オリーブオイル(ピュアオリーブオイル)」と「エキストラバージンオリーブオイル」の2種類があります。一見同じオリーブオイルに見えるこれら2つには、どのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、「エキストラバージンオリーブオイル」とはどのようなものなのかについて、ご紹介します。

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1.バージンオリーブオイルの等級

オリーブオイルの国際規格を定める「国際オリーブ協会(IOC)」では、「オリーブの実だけを原料にし、加熱や化学的な処理を行っていないもの」をバージンオリーブオイルと呼び、等級を細かく規定しています。とりわけ食用区分では、バージンオリーブオイルを3等級に分けています。

それらバージンオリーブオイルのなかで、特に「遊離酸度が0.8%以下で、風味に欠点がないもの」だけを「エキストラバージンオリーブオイル」と呼ぶことを認めています。それに次ぐ等級として、「遊離酸度0.8~2.0%かつ、風味に欠点がないもの」は「バージンオリーブオイル」と呼ばれます。
また、「遊離酸度2.0~3.3%以下のもの」は「オーディナリーバージンオリーブオイル」と呼ぶこととなっています。

このように、バージンオリーブオイルとひと口にいっても、その等級は非常に厳密に区別されていることが分かります。

2.ピュアオリーブオイルとは?

では、ピュアオリーブオイルとは何のことでしょうか?
エキストラバージンオリーブオイルと認められなかったバージンオリーブオイルの一部は、精製されて酸度を下げたり、欠点を取り除く処理が施されます。その処理をした結果、失われてしまうオリーブオイルの風味などを補うためにバージンオイルをブレンドして作られるのがピュアオリーブオイルです。

ピュアオリーブオイルは精製されたオリーブオイルが使われることから、エキストラバージンオリーブオイルとは全く異なるのです。

3.日本のエキストラバージンオリーブオイルは偽物が多い?

日本国内でささやかれる噂として「本物の『エキストラバージンオリーブオイル』はほとんど出回っていない」という説があります。この原因のひとつとして、先にご紹介した「国際オリーブ協会」が定める規格と、国内独自の「日本農林規格(JAS)」が定める品質規格が異なることが挙げられます。

日本農林規格(JAS)の規格では、食用オリーブ油は「酸価2.0以下」のものを「オリーブ油」、「酸価0.6以下」のものを「精製オリーブ油」と定めています。「オリーブを絞って抽出した油=オリーブ油」、「それをさらに精製したもの=精製オリーブ油」というざっくりとした分け方と考えると分かりやすいでしょう。(指標として使われる酸度と酸価は似たような単語ですが、異なる指標です。ここからも違いがわかりますね。)

国際オリーブ協会(IOC)が定める規格とは、基準も異なっています。世界基準のエキストラバージンオリーブオイルを味わいたい方や、より高品質なオリーブオイルを選びたい方は、国際オリーブ協会の基準を参照するとよいかもしれません。

ただ、国際オリーブ協会の基準を参照と言っても、スーパーなどで選ぶ際にはわかりにくいことでしょう。その場合は、ヨーロッパで作られたエキストラバージンオリーブオイルであることがひとつの目安と考えるとわかりやすいでしょうね。



【おすすめの使い方】

サラダにオリーブオイル

エキストラバージンオリーブオイルの使い方に、特別なルールはありません。一般的な油と同じように、炒め物や揚げ物の油として使うことができます。また風味がよいため、ドレッシングのようにサラダにかけたり、そのまま飲用したりすることもできます。

パンにオリーブオイル
ときどき「エキストラバージンオリーブオイルは加熱調理に不向き」といわれることがありますが、オリーブオイルに含まれるオレイン酸は、比較的過熱処理にも強い成分です。それどころか、料理の最後に鍋に加えたりするような適度な加熱によって風味や香りがより引き立つ場合もあるといわれています。

もっとも、揚げ物など長時間の加熱によって風味が失われる場合はあるでしょう。しかしその際にも、身体によいとされるオレイン酸自体は大きく変質しないため、健康を考えて摂る分には支障ありません。また、発煙温度も比較的高いことも加熱料理にも向いている理由として挙げられます。

同じエキストラバージンオリーブオイルと称されていても、フルーティーな香りを持つものや辛みを感じるものなど、製品によって風味は異なります。さまざまな産地や銘柄のものを試すなどして、ご自身のお好みに合うエキストラバージンオリーブオイルを探してみましょう。

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オリーブオイルでフライ
またオリーブオイルには保湿効果があることが分かっており、食用以外にもマッサージオイルやスキンケアオイルとして使用できます。天然のオリーブの香りが楽しめるエキストラバージンオリーブオイルで芳醇な香りを楽しみながら、話題の「オイル美容」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

エキストラバージンオリーブオイルは酸化しやすいため、ご自身で保管される際には必ず遮光性の高い瓶(茶色に着色された遮光ボトル)に入れたり、瓶をアルミホイルでくるむなどして、涼しく光の当たらない場所で保管しましょう。



【エキストラバージンオリーブオイルは健康にもよい?】

オリーブオイルを使う

先にもご紹介しましたが、オリーブオイルに多く含まれる成分の1つに「オレイン酸」が挙げられます。オレイン酸は、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールの値を下げるといわれることで知名度の高い成分です。

バージンオリーブオイル(精製または工業的に処理されていないオリーブオイル)には、さまざまな抗酸化作用を持つ成分が豊富に含まれています。それらポリフェノールやカロテノイド、ビタミンEなどの抗酸化物質は、老化の原因とされる酸化物質を作る活性酸素を抑制するといわれています。

活性酸素自体は身体によくないものではなく、体内に微量あるレベルなら人体に有用といわれています。しかし、大量に生成されすぎると過酸化脂質を作り出し、動脈硬化やがん、免疫機能の低下などを誘発する可能性が指摘されています。

それらバージンオリーブオイルに含まれる抗酸化物質のなかでも、特にビタミンEが細胞膜に十分にあることで細胞の老化が予防できるといわれ、心身の若々しさを保ちたい方におすすめです。

また、オリーブオイルは緑黄色野菜と共に摂取することで、野菜に含まれる色素成分である「ベータカロテン」の体内への吸収を促すことが分かっています。ベータカロテンは体内でビタミンAに変化するため、皮膚・粘膜の健康維持に役立つことが期待できるでしょう。また、ベータカロテンにも抗酸化作用があるため、体内で活性酸素を抑制する働きが報告されています。

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【日常にエキストラバージンオリーブオイルを取り入れていきましょう】

パンにベルデンソ

エキストラバージンオリーブオイルは香り高く風味がよいだけでなく、適量を継続的に摂取することでさまざまな効果が期待できる食材の1つです。

世界の各地で生産されているエキストラバージンオリーブオイルですが、産地によって風味や香りも異なります。各種を試すことで、さまざまな魅力を発見できるでしょう。ぜひご自身のお好みに合うエキストラバージンオリーブオイルを探し、豊かな食生活や美容・健康のために役立ててみてはいかがでしょうか。


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