ギリシャ料理ってオリーブオイルに代表される地中海料理のひとつですが、イタリア料理ほども知られておらず、フェタチーズぐらいのイメージしかありませんでした。
美味しい黄桃瓶詰の開発でギリシャを訪問した時のお話です。
黄桃の産地はオリンポスの山の麓から広がるテッサリア平原にあります。
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テッサロニキ空港から車で2時間半。エーゲ海と山との間をドライブしてたどり着いたテッサリア平原にあるメーカーでの商談の合間、ランチに連れて行ってくれたのはラリッサという町のレストランでした。
ラリッサはテッサリア地方の中心都市で、そんなに大きくないもののショッピングエリアもあって、大きすぎず、小さすぎない住みやすそうな町でした。
町に着くと車を止めて歩いてレストランまで5分ほど。
その途中に素敵な古代遺跡が何とも自然に目の前に広がって、ギリシャに居る実感を呼び戻してくれます。(それまでは工場と農場に居たので。。。)
レストランは他のヨーロッパ諸国と変わらない雰囲気です。
真夏の暑い日差しがありますが、とてもカラッとしていて、扉を開け放していても暑くはありません。少し遅めの時間に行ったのでお店は空いていて、店内でありながら外に一番近いベストな席に落ち着きました。
おすすめのお料理を少しずつ適当に注文するね、と言われ、全てお任せで出てくるのを待ちます。おしゃべりしながら待つそんな時間もギリシャの風に吹かれながら心地いいな、と考えているとあっという間にお料理が次々と運ばれてくるのも、せっかちな日本人には嬉しいポイント!
さて、目の前に並んだお料理たち。
何といってもまずはフェタチーズのドーンとのったサラダ!
ホリアティキサラダとも言われるみたいで、定番野菜のキュウリ、トマト、玉ねぎ、ピーマンがざっくりとカットされて、その上にフェタチーズがあります。このフェタチーズの塩味とほろほろと崩れる食感が野菜をかむたびに一緒に広がって何とも美味しくクセになります。
1㎝ぐらいでカットされたゆでダコを香味野菜と一緒にオリーブオイルとレモンでマリネしたタコサラダ。唐辛子を入れて少しピリッとさせてあてとっても暑い季節にぴったり。

タコと言えば、足を1本まるごと焼いた一皿も香ばしくてギリシャでは定番。
チーズを揚げたサガナーキはカリッと揚がったものにレモンを少しかけると味が引き締まってまた美味しい。
そしてお魚はシンプルに焼くか揚げるで決まり!
この日出てきたのは小イワシを開いたグリル焼きと、中サイズのイワシのお腹にトマトを積めて焼いたもの、アジを丸ごと揚げたもの。
青魚の大好きな私にとってはとっても嬉しいお魚3連発!
小さなグリル焼きは柔らかくてしっかりした味わいでオリーブオイルが良く合います!
イワシのトマトグリルはハーブの香りがギリシャっぽく、しっとりといただける!
アジのまる揚げはカリッと骨まで火が通っていて香ばしい!
このお魚が美味しいというのは日本人にとって、嬉しいですよね。
翌日、アテネの市場に行ってみたのですが、そこで納得!
市場には新鮮できれいな魚がたくさんありました。
そして魚だけが集まったところでも臭くない!これは新鮮な魚がきちんと管理されている証です!ギリシャの人たちも魚が好きなんだな、と実感しました。
桃を見に来て出会った美味しいギリシャ料理の数々。
どれもとっても美味しくて、ここなら住める!と思わず声に出して言ってしまったほど。
美味しいものが繋ぐ文化、大切にしたいですね。
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