上野万梨子さんからの食材コメント
ゼラチン質豊富な豚の頭肉を使った
パテは、食肉加工品のレベルが
抜きん出たフランスから
直輸入ならではの美味しさです。
よく冷やして、薄めにスライスして
食べるのがおすすめ。
茹で卵にピクルスやハーブを
加えたソース・グリビッシュと、
フォークでつぶしてリンゴや
セロリを加えたもう一品もご紹介します。
使用した食材はこちら

7月のアペロレシピ
パテ・ド・テットとソース・グリビッシュ

< 材料 >
◆ パテ ド テット:適量
◇ 卵:1個
◇ マスタード:小さじ1/2
◇ グレープシードオイル(ひまわり油など):大さじ3
◇ 白ワインヴィネガー:小さじ1
◇ ピクルスみじん切り:小さじ2
◇ ケッパーみじん切り:小さじ1
◇ パセリみじん切り:大さじ1
※卵1個に合わせた分量
※ピクルス、ケッパーはどちらか一方だけもよい

作り方
How to cook

卵を8分茹で、卵黄と白身を分ける。白身は細かく刻む。
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卵を茹ですぎると黄身がかたくなすぎてソースになめらかさが出ないので、10分の固茹でよりやや柔らかいものを使うのがポイント。

ボールに卵黄を入れ、マスタード、ヴィネガー、油、塩少々を加え混ぜる。
memo
マスタードの代わりに練りわさびや柚子胡椒もおすすめ。

ピクルス、ケッパー、パセリはみじん切りにして、茹で卵の白身を2に加えて仕上げる。

パンにソース・グリビッシュをぬり、よく冷やして薄くスライスしたパテ ド テットを盛り付ける。
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本格的なソース・グリビッシュなら!下部のQ&Aでご紹介。
▼ 食材ひとくちメモ ▼

パテ ド テット
内臓の割合が少なめ、シンプルで食べやすい味わい。

グレープシードオイル
葡萄かの種子から作られる、ほぼ香りのない使いやすいオイル。

もう一品
リンゴ、セロリをプラスしてチコリにのせて


りんご1/8個を小さな角切りにする。
セロリ適量は株の中心にある柔らかいところを選び、リンゴより少し小さめに切る。
セロリの葉は色の薄い柔らかいところを粗く刻む。

パテ ド テット100gをボールに入れ、フォークでつぶして細かくする。

リンゴとセロリ、セロリの葉、クルミ2個、レーズン大さじ1をボールに加え、クルミ油小さじ1、あるいはオリーブオイル小さじ2、リンゴ酢小さじ1、胡椒を加え混ぜる。
レシピ と 写真・上野万梨子さん
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3種の香草はこちら▼ ▼

2021年7月アペロディネ パテドテット
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プチ贅沢なひとときをお楽しみください。
上野万梨子さん
プロフィール
フランス料理家、1975年、パリに料理留学。翌年、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。帰国後、東京・玉川田園調布にてフランス料理教室「ラ・ヌーヴェル・イマージュ」を始める。1980年、初めての著書「シンプルフランス料理」(文化出版局)を上梓。当時はまだ珍しい若きスター料理研究家として活躍。1991年には活動の拠点をパリに移し、著作や食イベントの企画・編集などを通じて、日仏の食と生活文化にかかわる発信を続ける。
著書に「パリのしあわせスープ 私のフランス物語」(世界文化社)「アペロでパリをつまみぐい」(光文社)「小さなフランス料理の本」(NHK出版)「プチプチサラダ、つぶつぶタブレ」(誠文堂新光社) WA-fumi a la rencontre des saveurs du Japon (Flammrion) などがある。
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