上野万梨子さんからの食材コメント
フランスの食肉加工文化が生む、
もっともフランスらしい食材の一つ
"ブーダンノワール"は、
新鮮な豚の血から作られる
ソーセージの一種です。
血液というとちょっとこわい気が
しますが、その味はレバーと
炒め玉ねぎ、生クリームを
合わせ混ぜたような風味。
リンゴのソテーやじゃがいものピュレを
添えていただくのがお決まりです。
使用した食材はこちら

2月のアペロレシピ
ブーダンノワールと
じゃがいものグラタン
Boudin noir aux deux pommes

< 材料 >
◆ ブーダンノワール:1本
◇ じゃがいも:2~3個(皮をむいて正味250g)
◇ りんご:1/2個(皮と芯をのぞいた正味120g)
◇ 無塩バター(エトレ):20g
◇ 塩:小さじ1/2
◇ とろけるチーズ(エメンタールやグリュイエールだとなお良い):20g

作り方
How to cook

じゃがいもは皮をむき一口大の乱切りにする。りんごは皮をむき、芯をのぞいて同様の乱切りにする。
鍋にジャガイモとりんご、全体がかぶる程度の水、バターを入れて火にかける。
memo
じゃがいもは男爵、きたあかりタイプ(※画像はフランスのじゃがいもです)。 りんごは紅玉が、おすすめ。

煮立ったら火を弱め、20分間煮る。

火を強めて水分をとばしながら、木べらでじゃがいもとりんごを粗くつぶす。塩加減をみて仕上げる。

グラタン皿に3を適量盛り付け、その上に輪切りにしたブーダンを並べる。

残りの3をブーダンの上にかぶせて、おろしチーズをふる。
あらかじめ200度に熱しておいたオーブンに入れ、10分間焼く。
▼ 食材ひとくちメモ ▼

ブーダンノワール
(豚の血と脂の腸詰)濃厚でコク深い味わい

ブレスAOPバター
濃厚で力強い味と香りの発酵バター(食塩不使用)

レシピ と 写真・上野万梨子さん
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2020年2月アペロディネ ブーダンノワール
今月のアペロレシピはいかがでしたか?
みなさまの食卓の一品に。
プチ贅沢なひとときをお楽しみください。
上野万梨子さん
プロフィール
フランス料理家、1975年、パリに料理留学。翌年、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。帰国後、東京・玉川田園調布にてフランス料理教室「ラ・ヌーヴェル・イマージュ」を始める。1980年、初めての著書「シンプルフランス料理」(文化出版局)を上梓。当時はまだ珍しい若きスター料理研究家として活躍。1991年には活動の拠点をパリに移し、著作や食イベントの企画・編集などを通じて、日仏の食と生活文化にかかわる発信を続ける。
著書に「パリのしあわせスープ 私のフランス物語」(世界文化社)「アペロでパリをつまみぐい」(光文社)「小さなフランス料理の本」(NHK出版)「プチプチサラダ、つぶつぶタブレ」(誠文堂新光社) WA-fumi a la rencontre des saveurs du Japon (Flammrion) などがある。
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