
『 厚切りベーコンのオレンジカラメリゼ 』

< 材料 >
◆ ベーコン:3cm厚さに切ったもの
◇ クローブ:8個
◇ 黒粒胡椒:小さじ1/2
◇ オレンジ果汁:50ml
◇ 砂糖:小さじ1/2

①
ベーコンにクローブを突き刺す。黒粒胡椒は鍋底や肉たたきを使って押しつぶす。
②
フライパンを中火で熱し、ベーコンを置き、全面に焼き色をつける。
火を強めてオレンジ果汁、砂糖、黒粒胡椒を加え、果汁を煮詰めながらベーコンにからませる。
③
皿に盛りつけ、ソースを集めてベーコンにまわしかける。厚めに切っていただく。

◇ 展開レシピ ◇

オレンジカラメリゼのベーコンは薄切りにし、レタスの芯の部分と共に器に盛りつけ、温かいオレンジソースをかけていただく。ソースの熱でレタスが少ししんなりしたところが美味しい。クルミやヒマワリのタネなど、あり合わせのナッツを散らして。
~ もう一品 ~
『 固くなったバゲットのベーコン巻き焼き 』

残ったバゲットが固くなったときにおすすめのアペロ向きおつまみ。
バゲットは6cmほどの長さの棒状に切り、マスタードを塗り、薄切りベーコンを巻き、楊枝でとめて、軽く熱したフライパンでベーコンがこんがりするまで焼く。
焼くことで固くなったパンがほどよく柔らかくなり、ベーコンの脂がパンにしみ込み、残りもので気が利いたおつまみが出来上がる。
ベーコンの脂にあうクレソンやルッコラを添えるとよい。

レシピ / 文 / 写真・上野万梨子さん
7月アペロディネ ベーコン
今月のアペロレシピはいかがでしたか?
みなさまの食卓の一品に。
プチ贅沢なひとときをお楽しみください。
上野万梨子さん
プロフィール
フランス料理家、1975年、パリに料理留学。翌年、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。帰国後、東京・玉川田園調布にてフランス料理教室「ラ・ヌーヴェル・イマージュ」を始める。1980年、初めての著書「シンプルフランス料理」(文化出版局)を上梓。当時はまだ珍しい若きスター料理研究家として活躍。1991年には活動の拠点をパリに移し、著作や食イベントの企画・編集などを通じて、日仏の食と生活文化にかかわる発信を続ける。
著書に「パリのしあわせスープ 私のフランス物語」(世界文化社)「アペロでパリをつまみぐい」(光文社)「小さなフランス料理の本」(NHK出版)「プチプチサラダ、つぶつぶタブレ」(誠文堂新光社) WA-fumi a la rencontre des saveurs du Japon (Flammrion) などがある。
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