上野万梨子さんからの食材コメント
魚の燻製製品が豊富なフランスですが、
スモークサーモンに並んで消費量が多いのが
ニシンの燻製です。
人参や玉ねぎの薄切りとともにオイルマリネ
したものはビストロの定番メニューです。
今回ご紹介するのは
その燻製ニシンを潰して作る
アペロ向きの合わせバター。
ブレス産の有塩バターで是非お作りください。
使用した食材はこちら

9月のアペロレシピ
スモークとろニシンのバター
のタルティーヌ

< 材料 >
◆ スモークとろニシン:1枚
◇ 有塩バター:40g
◇ レモン果汁:小さじ1
◇ 縮みパセリ(あるいはセロリの若い葉):少々
★ トッピングとして以下から1~2種
・ りんご
・ キウイフルーツ
・ クランベリー
・ オリーブ
・ レーズンとドライクランベリー

作り方
How to cook

スモークとろニシンのフィレ1枚をパッケージではさみ、肉叩き(あるいはめん棒、瓶の腹)などで叩いて潰す。

潰したスモークとろニシンをヘラでさらに細かく潰す。

しばらく冷蔵庫から出しておいた有塩バターをボールに入れ、レモン果汁を加え混ぜる。

3に潰したスモークとろニシンと胡椒を加え混ぜれば、スモークとろニシンバターの出来上がり。
memo
出来上がったニシンバターは、ココットに入れて盛り付ける。

細めのバゲットを5㎜厚さほどに切り、スモークとろニシンバターをのせ、好みのトッピングで仕上げる。
memo
・トッピングは食べやすい大きさにカットして盛り付ける。
・縮みパセリ、セロリの若い葉は彩りに添える。
・写真では、セロリの茎にもニシンバターを詰めている。
▼ 食材ひとくちメモ ▼

スモークとろニシン
スモークの香りと強めの塩気はスライスオニオンとも相性〇

クランベリー
鮮やかな赤色で爽やかな酸味が特徴、ソースなどにも使用される

ドライクランベリー
生食よりも食べやすく酸味と甘みが魅力のドライフルーツ

レシピ と 写真・上野万梨子さん
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9月アペロディネ スモークとろニシン
今月のアペロレシピはいかがでしたか?
みなさまの食卓の一品に。
プチ贅沢なひとときをお楽しみください。
上野万梨子さん
プロフィール
フランス料理家、1975年、パリに料理留学。翌年、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。帰国後、東京・玉川田園調布にてフランス料理教室「ラ・ヌーヴェル・イマージュ」を始める。1980年、初めての著書「シンプルフランス料理」(文化出版局)を上梓。当時はまだ珍しい若きスター料理研究家として活躍。1991年には活動の拠点をパリに移し、著作や食イベントの企画・編集などを通じて、日仏の食と生活文化にかかわる発信を続ける。
著書に「パリのしあわせスープ 私のフランス物語」(世界文化社)「アペロでパリをつまみぐい」(光文社)「小さなフランス料理の本」(NHK出版)「プチプチサラダ、つぶつぶタブレ」(誠文堂新光社) WA-fumi a la rencontre des saveurs du Japon (Flammrion) などがある。
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