レシピ特集オリーブオイルでアペロ｜ダイニングプラス diningplus

前回に続き、今月もイタリアの「無ろ過エキストラバージン」を使ったアペロレシピです。
とても簡単につくれるトマト料理でどうぞ。

上野万梨子さんからの食材コメント

ラタトゥイユに代表される、
トマトやナス、ピーマンなどを使った野菜料理に
欠かせないのがオリーブオイル。
野菜の旨味を十分に出せずに何かが違う
と感じたら、それはオイルの使い方が
少ないことに原因があるはずです。
油と思うとつい遠慮がちに
使ってしまうものですが、オレイン酸
豊富なエクストラバージンオリーブオイルは身体が
必要とする健全なオイル。たっぷり使って
シンプルな野菜料理上手になりましょう。

使用した食材はこちら

9月のアペロレシピ

トマトとナスのコンフィ

＜材料＞
◆ オリーブオイル：60ml
◇ ミニトマト：大8個
◇ にんにく：1かけ
◇ 玉ねぎ：30g
◇ なす：40g
◇ ピーマン：40g
◇ フレッシュ（または乾燥）タイム：少々
◇ 砂糖：小さじ1/2
◇ 塩：適量

※オリーブオイルのラベルは旧デザインになります。

作り方

How to cook

トマトは湯むきし、横半分に切る。
サイズが大きくなったら４等分に切る。種や果汁は取り除かない。

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トマトは、写真のような大きめのミニトマトで８個。これより大きなミディサイズのトマトの場合はその大きさに応じて３～４個を四つ切りにして使うとよい。

小さめのフライパンにオリーブオイル、ニンニクのみじん切り、玉ねぎを小さく切ったもの、タイムを加えて火にかける。

中火で１分ほど炒めたら１センチ角ほどに切ったナスとピーマンを加え、１分ほど炒め、蓋をかけて５分蒸し焼きする。

トマトの切り口を上にして並べる。砂糖と塩をトマトの上にふり、蓋をかけて弱火で５分蒸し煮する。
トマトによっては煮くづれるのが早い場合があるので、途中で蓋を開けて状態を見て、場合によっては早めに火をとめる。

熱々は避けて生温かい状態か、または冷やして、アペロなら薄切りパンを添えて。
あるいは茹でたショートパスタや、炒めたイカを加えて一品にするのもよい。

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ショートパスタに使う場合は、これで２～３人分の出来上がり。

レシピと写真・上野万梨子さん

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もう一品

イカとトマトのオイル煮

イカを食べやすい大きさに切り、塩とオリーブオイルでさっと炒めてトマトのオイル煮を添えるだけで出来上がり。

今月のアペロレシピはいかがでしたか？
みなさまの食卓の一品に。
プチ贅沢なひとときをお楽しみください。

上野万梨子さん
上野万梨子（うえのまりこ）さんプロフィール

フランス料理家、1975年、パリに料理留学。翌年、ル・コルドン・ブルー　パリ校卒業。帰国後、東京・玉川田園調布にてフランス料理教室「ラ・ヌーヴェル・イマージュ」を始める。1980年、初めての著書「シンプルフランス料理」（文化出版局）を上梓。当時はまだ珍しい若きスター料理研究家として活躍。1991年には活動の拠点をパリに移し、著作や食イベントの企画・編集などを通じて、日仏の食と生活文化にかかわる発信を続ける。
著書に「パリのしあわせスープ　私のフランス物語」（世界文化社）「アペロでパリをつまみぐい」（光文社）「小さなフランス料理の本」（NHK出版）「プチプチサラダ、つぶつぶタブレ」（誠文堂新光社）　WA-fumi a la rencontre des saveurs du Japon (Flammrion) などがある。