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シュトーレン後編「とても大きなシュトーレンのおはなし」

2019/12/05 09:30

「クリスマスケーキ」としておなじみの、ドイツのシュトーレン(シュトレン)
二つ折りにした生地に、粉糖がたっぷりかかったその姿は、日本でよくみかける「クリスマスケーキ」とは、かなり違った素朴な雰囲気です。
形も食べ方も、何か由来のありそうなドイツのシュトーレン。その秘密にせまります!

【シュトーレン後編「とても大きなシュトーレンのおはなし」】


>> ■ 前編「バターを使わせてください!」はコチラ



4 1.8トンのシュトーレン!?

時はうつって1730年、ザクセン選帝侯ならびにポーランド王だったアウグスト2世は、軍事演習で2万人のお客様をもてなすために、史上最大のシュトーレンを作らせました。

100人のパン職人が1週間以上かけてシュトーレンの生地を作るのも大仕事ですが、なんとこの巨大シュトーレンのために、巨大オーブンも建設させたのです。
出来上がった巨大シュトーレンは長さ約7メートル、重さ約1.8トン。8頭の馬が巨大シュトーレンをひっぱり、製造現場(?)から、王様の食卓まで運ばれたのでした。


写真はイメージですが、現代のミュンヘンで行われているオクトーバーフェストで走る6頭立て馬車です。6頭でもこの大きさですから、8頭の馬が引っ張る1.8トンのお菓子を、お客様がたも目を丸くしてご覧になったことでしょう。

5 今でも大きい!シュトーレン

この出来事が、今日ドイツのドレスデンで第2アドベント前の土曜日に開かれている、「シュトーレン祭り(Stollen Festival)」の由来となっています。


ドレスデンはいにしえのザクセン選帝侯領の首都。現在ではさすがに巨大オーブンは建設しませんが、長方形の板状シュトーレンを、溶かしバターと砂糖を使って200個以上つなぎ合わせ、さらにまたたっぷりのバターと砂糖でコーティングし、粉糖で仕上げられて一つの大きなシュトーレンに仕上げます。シュトーレン祭りのために作られたこれまでで最大のシュトーレンは、2013年のもの。長さ約3.5m、重さ4,246kgもありました。

作っているのはドレスデンのパン屋や菓子店の職人さん。市内を馬車でパレードするこの大きなシュトーレンはお祭り当日に購入も可能です。といっても、もちろん1個丸ごとではありません。切り分けた500gのシュトーレンが6ユーロで購入でき、収益金のほとんどは、チャリティーに充てられるのだそうです。2019年のシュトーレン祭りは、12月7日に開催されます。


日本からはなんと「シュトーレン祭りツアー」も企画されているほどの人気のお祭り。歴史あるクリスマスの市場も開かれているので、ドイツを訪問する際には参加してみるのも楽しいでしょう。

6 美味しくシュトーレンをいただくコツ

日にちとともに生地とドライフルーツなどが良くなじみ、洋酒の香りが広がっていく変化を楽しむのがシュトーレンの醍醐味です。
シュトーレンは長い期間少しずつ味わうものだから、最後まで美味しくいただきたいもの。
毎回5ミリ~1センチくらいの厚さに切っていただくのがポピュラーですが、実はその切り方にもコツがあります。


切り始めは真ん中から。その日食べる分を切ったあと切り口同士を引っ付けて保存すれば、乾燥もしづらく長く美味しくいただけるのでおすすめです。ちなみに、大きめのパンを切り分けるときも、この方法ならしっとり感が長続きしますよ!

また、ちょっと目先を変えたアレンジもおすすめ。
軽くトーストしてクリームチーズを添えれば、チーズのコクと酸味、トーストの香ばしさがシュトーレンにより深みを与え、また違うおもむきになります。


一般的なシュトーレンは常温で保存できるように作られています。とはいえ長い期間保存して楽しむお菓子。良質な材料を使い、信頼できるお店が作ったシュトーレンをいただきたいですね。


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